このファイルでエレメントの内容を定義します。 バインディングファイルの文法はHTMLやRubyと異なるので注意してください。エレメントの属性全体を大カッコ({})で囲み、各属性を1行に書くか、セミコロン(;)で区切ります。シャープ(#)から行末まで コメントになります。
定義名 : 種類 {
# コメント
属性 = 値
# セミコロンで区切る
属性 = 値; 属性 = 値;
}
値には、メソッドまたは文字列を指定します。文字列を定義するには、ダブルクォーテーション(")もしくはシングルクォーテーション(')で囲みます。エレメントの中にはtrue/falseを指定する属性もありますが、これらはダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
HelloWorld : CKString {
value = sayHello;
}
このバインディングでは、
CKStringというエレメントを定義しています。value属性にsayHello()メソッドを指定しています。sayHello()はHelloWorldクラスのメソッドです。
バインディングファイルでは、属性の値に以下のリテラルを使うことができます。
| リテラル | 書式例 |
|---|---|
| 文字列 | 'abc', "string", ... |
| 数字 | 1, 2, 3, 4, 5, ... |
| true/false, nil | true, false, nil, ... |
| 配列 | [array], [0], [1], ... |
| ハッシュ | [key], ['abc'], ["string"], [0], [1], ... |